生産販売統合システム クラフトラインとは
クラフトラインは、食品製造業に必要な機能を備えた安価で高性能なパッケージソフトです。 生産管理から、販売管理、在庫管理、受発注管理、原価計算、トレーサビリティシステム、スマートフォン・タブレット入力まで網羅しており、会計と人事給与を除いたほとんど全ての業務を横断的、統合的にマネージメントできます。 ERPほど大掛かりではない分、導入コストが抑えられ高い費用対効果が見込めます。
また、導入企業様が増えるたびにバージョンアップしていくことも大きな特長です。保守契約を結んでいただいた企業様は、従来の操作感を維持したまま無償で新機能が入手でき、時代の変化とともにシステムが進化してまいります。 2016年4月よりバージョンアップ内容の公開を開始しました。
小論「中小食品工場における生産管理システム導入時の課題」もあわせてお読みください。
本システムは「レシピ」「金額」「オーダー」で各部門の業務を串刺しにして、リアルタイム原価計算(直接費)とトレーサビリティを実現します。 原材料費の高騰・変動を素早く見積金額に反映させるためには、ロット別原価管理が必要です。 また、得意先や消費者からの信頼を獲得する手段としてトレーサビリティの重要性は増しています。 受発注から入荷、製造、出荷まで一気通貫で実現する本システムは、コストダウンと食の安心・安全を同時に実現します。
現場が見えない、経営に必要な情報がなかなか上がってこない、とお悩みではありませんか? クラフトラインには、各部門の業務遂行状況を全社共有し問題があれば警告を発する仕組みがあります。 原料・資材の納期遅れや消費期限切れ、廃棄ロスの発生、レシピ・処方の変更などを見える化することで、正確な業務遂行と迅速なデータ入力を実現します。 これらにより、仕入価格を反映した在庫評価額やロット別原価(実際原価)、受注額・発注額・出荷額の実績と見通しがリアルタイムに経営層に提示されます。
ITの予算が少ない専属要員がいない中小企業でも導入できるように、「直観的なインターフェイス」「短期稼働」「低コスト」を目的とした工夫、仕掛けをたくさん盛り込んでいます。 パッと見のシンプルさと複雑な処理を両立させるために、多くの機能がパラメータ調整できる設計になっています。 「操作マニュアルや導入教育が不要」「段階的導入と将来の拡張性」がテーマです。
適用可能業種
惣菜 / お弁当 / 給食 / 和菓子 / 洋菓子 / デザート / 製パン / 麺類 / 漬物 / 肉加工品 / 魚介練物 / 乳製品 / 調味料 / 飲料 / カット野菜 / 冷凍食品
以下のいずれかに該当する食品加工業のお客様はぜひお問い合わせください!
当社パッケージの強みが特に生かせます。
- 受注から出荷までのリードタイムが短いお客様
- 最終製品の構成食材が多い(原料レベルで100を超える等)お客様
- 完成数量が事前に確定できない(出来てみないと分からない)お客様
- 原材料の仕入値変動が大きく、単価も入荷後にならないと確定できないお客様
- 固定的なレシピではなく、在庫や仕入状況によって代替品を使うことがあるお客様
- パートさんやアルバイトさん中心で人手作業の多い現場のお客様
- 連続生産を行っていて、一日に複数回原料の受入を行っているお客様
- 受注生産と見込生産(計画生産)が混在しているお客様
このようなお客様におすすめします
- 「システムに盛り込まれた他社の成功ノウハウを吸収したい」
- 「業務改革の仕組みを取り入れたい」
- 「工場を見える化して、問題が大きくなる前に手を打ちたい」
- 「ロット別の原価を即座に確認して、収益力を向上させたい」
- 「得意先や消費者からの信頼を高めて、販路開拓に役立てたい」
- 「部分的・段階的にシステムを導入し、初期投資を抑えたい」
- 「食品業界のIT化経験豊富なソフト会社に任せたい」
- 「あるべき論だけではなく、我が社の実情も踏まえた提案をしてほしい」
システム概要図
特長
- 複数工場対応
- 出荷便に合わせた計画立案
- 高速MRPとシミュレーション機能による納期回答
- 製番手配
- 柔軟な手配
- 納得の在庫管理
- トレーサビリティ、消費期限管理
- Web、スマートフォン、タブレットに対応
- コストを抑える仕組み
1台のサーバで複数の工場を集中管理できます。工場ごとに部品表(レシピ)や管理レベル、項目表示を設定できるので、各工場ごとに存在する”カルチャー”を殺すことなくスムーズに導入できます。 多言語メニューにも対応していますので、海外工場の管理もできます。工場間の在庫移動にも対応できます。
多くの生産管理ソフトでは、生産計画や製造計画を立てる時間単位(タイムバケット)がシステム上1日までと制限されています。 しかし、特定の業種では、1日に複数回ある配送便に合わせた計画が求められます。 本パッケージでは1日を複数の時間帯に分割した計算が可能です。
従来、計画変更に伴う再計算処理には多大な時間とシステム負荷がかかっていました。 そのため、昼間の業務中に計算処理を行えず、夜間に実行した結果を朝確認する、という運用がまだまだ一般的です。 クラフトラインのユーザ様は、計画変更の都度MRPを実行してその場で結果を確認していらしゃいます。 データ量にもよりますが数十秒から数分程度で再計算が完了するので、営業部門への納期回答に役立ちます。
生産管理システムを初めて導入されるお客様、原材料や共通部品の少ないお客様の場合は、MRPによる手配ではなく、製番手配(受注オーダーごとの手配)を検討しても良いでしょう。 レシピ・部品表の構築や導入後のマスタ維持が相当軽減されますし、操作も楽です。 また、受注から出荷までひとつの製番で紐付けることができます。
本パッケージでは、ガチガチの計画ありきをユーザに強要するのではなく、急いでいる場合は操作手順をスキップできる柔軟な作りにしています。 手配の場合、MRPの再計算をすることなく、指示書や発注書を出力できます。 また、製造ラインや発注先、単価、納期、納入場所などのオーダー内容を都度変更できます。
「ケース・ボール・バラ」といった荷姿別に在庫管理したい、というお客様は大勢いらっしゃいます。 これに対応していないパッケージをカスタマイズするのはかなり費用が発生すると思われます。 場所別・ロット別かつ荷姿別で在庫管理できるのも本パッケージの強みです。
製品の製造ロット番号から使用された原料を遡及したり、逆に特定の原料を使用した製品を追跡するトレーサビリティ機能が標準で備わっています。 消費期限のある品目については、消費可能日数が一定値を切ると警告が出ますので、材料の廃棄ロス削減につながります。
クライアント・サーバ型、スマート・クライアント型など様々なシステム構築タイプが存在しますが、大事なことはコストとユーザの利便性です。 本パッケージはインターネットエクスプローラーなどのブラウザで利用出来るweb型で、将来のクラウドへの移行も容易です。 各端末ごとにインストール作業が発生しませんので、導入コストがかからないうえ、パソコンだけでなくスマートフォンやタブレットであってもすぐシステムを利用できます。 動作保証ブラウザは、InternetExplore 11, Edge, Chrome。 デザインの多少の乱れを気にしなければ、Android browser,Safari,Mobile Safari,Sleipnir 5でも利用できます。 昨今、パソコンの出荷台数が減少しています。 パソコンだけのシステム利用を考えていたら数年後に後悔するのではありませんか。
生産管理システムの見積を取ると多額のカスタマイズ費用が載っていることが多いです。 ホームページ等では「ノンカスタマイズが可能」とうたわれていても、打合せを重ねるたびにカスタマイズ項目が増えていき、最終的には当初想定の2倍、3倍まで金額が膨らんだ、なんて珍しくありません。 本パッケージは当社スタッフの長年の経験を元にした多数の機能が盛り込まれているだけでなく、全ての画面をユーザが自由に変更できるのが特長です。 そのため、機能の追加や削除などのカスタマイズは、他社パッケージに比べて少なくできるでしょう。 導入期間も短くできる工夫もされていますのでコスト削減につながります。
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